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【実録】撮って出し映像が現場を変えた1日|採用説明会で起きた選考率アップの理由


  • 撮って出し映像は、説明会の空気や社員の自然な姿をそのまま伝え、学生の不安を和らげる効果がある。
  • 上映の瞬間、会場の空気が変わり、一体感と共感が生まれ、企業理解が深まる。
  • 実際に選考希望率が向上し、学生の評価コメントにもポジティブな変化が見られた。
  • 採用イベントを情報提供の場から体験型の場に変え、企業の雰囲気を短時間で届けられるのが強み。

第1章 導入:なぜ撮って出し映像が採用イベントで注目されるのか

近年の採用イベントでは、学生の視線が明確に変わってきています。制度や給与といった数値情報よりも、どんな人が働いているのか、現場にどんな空気が流れているのか、自分がその輪に馴染めそうかといった「雰囲気の情報」を求める傾向が強まっています。

しかし、多くの説明会はスライド中心で進行し、参加者が知りたいリアルな部分が伝わらないまま終わってしまう課題があります。

そこで導入されたのが撮って出し映像でした。当日の会場を撮影し、その場で編集して上映することで、学生が感じたことと企業側が伝えたいものが一致しやすくなり、会場全体の空気をより深く届ける手段となります。今回は、ある採用説明会で実際に起きた出来事をもとに、撮って出し映像がどのように場を変え、結果として選考率の向上につながったのかを記録としてまとめました。数字だけでは語れない現場の変化を感じていただけるはずです。


第2章 イベント当日の流れ:撮影から編集までの裏側

当日は午前中から準備が進み、学生が入場し始めると同時に撮影がスタートしました。カメラマンが狙うのは、過度に演出された場面ではありません。受付で学生と社員が言葉を交わす瞬間、説明を聞く表情、若手社員が気さくに話しかける姿など、普段なら見逃してしまいそうな小さな空気の揺れでした。

撮影チームは、会場の動線を読みながら学生の邪魔にならない位置を選び、自然に記録していきます。一方、編集チームは別室で素材を受け取りながら、イベントの流れに合わせた構成を組み立て始めていました。

どのシーンが後半の映像に必要になるのか、どの表情が会社の雰囲気を伝えるか、現場の空気を読みながら判断していきます。

社員が学生に寄り添って説明する姿や、座談会で笑いが起きる瞬間は、映像として非常に価値があります。こうした自然なシーンを逃さないため、カメラマンと編集チームは常に連携していました。イベントの空気を壊さずに素材を集めることと、スピードを保ちながら編集を進めること。その両方を成立させるからこそ、撮って出し映像は“その会社らしさ”を持った仕上がりになるのです。


第3章 上映シーンの瞬間:会場が変わった理由

説明会の本編が終わり、司会者が「本日の様子をまとめた映像をご覧ください」と告げると、照明が少し落ち、スクリーンに映像が映し出されました。そこには、ほんの数時間前の自分たちの姿がありました。緊張しながら受付を通る学生、説明を聞く真剣な表情、談笑する若手社員の穏やかな目線。事前に用意された魅せる映像とは違い、会場にいた全員の空気がそのまま流れ始めます。

映像に自分や仲間が映ることで、学生の表情が変わりました。照れたように笑う人や、思わず前のめりでスクリーンを見る人もいました。社員側も映像に反応し、場の温度が一気に和らいでいきます。学生と社員の境界線が自然に溶け、会場がひとつのグループになったような一体感が生まれました。

上映が終わると、拍手がゆっくりと広がりました。説明会でここまで感情が動くのは珍しい光景です。参加者の心がわずか数分で柔らかく変わり、表情が明るくなる。この変化こそが撮って出し映像の持つ特別な力であり、この後の選考希望率にも影響を与えることになります。


第4章 選考率が上がった根本理由を分析

選考希望率が上昇した理由はいくつかありますが、最も大きいのは「企業の雰囲気が瞬時に理解できたこと」です。

学生にとって、働く姿をイメージできるかどうかは重要な判断基準です。撮って出し映像では、人と人の距離感、社員の自然な表情、現場の空気がそのまま伝わります。これにより不安が解消され、自分を重ねやすくなります。

次に、若手社員の存在感です。映像の中で自然に映った若手社員の姿は、学生が自分の未来を想像するきっかけになります。説明では伝わらない魅力が、映像では確実に伝わるのです。

さらに、説明会が「情報提供の場」から「体験の場」に変わった点も大きな要因でした。学生は映像を通じてイベント全体を追体験でき、その日のうちに企業への理解と共感が深まります。感情が動いた状態でアンケートに向かうため、結果として選考希望率の向上が数字として表れました。


第5章 数値で見る変化:実際にどう変わったか

この説明会では、映像上映後のアンケートで、企業理解度と満足度がこれまでより大幅に改善しました。特に、学生から寄せられたコメントには「社員同士の距離が和やかで安心した」「働く姿が想像しやすかった」など、雰囲気に関する声が増えました。

また、選考希望率も前年同時期から明確に伸びており、映像の影響が裏付けられました。数字だけでなく、面談に進んだ学生からは「映像で見た空気感が良かった」「実際に働く人の姿が印象に残った」という言葉が多く聞かれ、撮って出し映像が意思決定に影響していることが読み取れました。

採用担当者からは「映像が学生の緊張をほぐしてくれた」「コミュニケーションが取りやすくなった」との声もあり、学生と企業の距離を縮める効果が実務面でも確認されています。


第6章 なぜ撮って出し映像は採用でこんなに強いのか

採用イベントでは、企業が伝えたいメッセージと学生が知りたい本音が一致しにくいことがあります。撮って出し映像は、このギャップを自然に埋める手段です。言葉で説明しなくても、空気や雰囲気がそのまま映像として届くことで、学生が瞬時に理解できます。

説明会はどうしても形式的になりがちですが、撮って出し映像が入ることで、企業の内側に触れる体験へと変わります。職場のリアル、社員同士の関係性、仕事の温度感など、普段は外から見えない部分が数分の映像に凝縮されます。これが学生に強い印象を残し、記憶に定着しやすくなる理由です。

さらに、情報量が大きい映像は、企業文化の理解を深める効果があります。その会社の価値観や働く姿勢が映像を通して伝わるため、学生の志望度が高まりやすく、結果として選考率にも直結します。


第7章 撮って出し映像を成功させるための実践ポイント

撮って出し映像は、技術だけでは成立しません。成功の鍵は、イベント全体の流れと参加者の動きを理解した構成力にあります。撮影では、社員と学生が自然に関わる瞬間を重点的に押さえる必要があります。ポーズを取った画よりも、自然体のやり取りの方が学生に響くため、構えすぎず空気を読む撮影が求められます。

編集では、当日のテンポを壊さない構成が重要です。企業の雰囲気に合った音楽や、シーン同士のつながりの自然さが映像の印象を左右します。また、上映時間が長すぎると参加者の集中が切れてしまうため、情報量とテンポのバランスを見極める判断力も必要です。

採用担当者側は、イベントのどこに会社らしさが現れるのかを事前に共有しておくことで、撮影や編集の精度が大きく上がります。こうした準備が整った状態で導入すると、撮って出し映像の効果は最大化されます。


第8章 まとめ:採用説明会は「伝える」から「体験させる」へ

撮って出し映像は、採用説明会の質を大きく変える演出です。数分間でその日の空気を再現できるため、学生が企業を体験として理解でき、結果として選考希望率の向上につながります。雰囲気・人柄・働く環境といった言葉で説明しづらい部分を、最短距離で届けられる点が最大の強みです。

採用活動が難しくなる中で、学生の不安を減らし、企業の魅力を正しく届ける手段として、撮って出し映像は今後さらに広がっていくはずです。説明会をより印象に残る場にしたい企業には、導入を検討する価値があります。

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