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インナーブランディングを強化する動画の作り方と活用方法


企業の文化を社員にどう伝えるか。その難しさを感じている担当者は多いと思います。資料を用意しても、実際の空気や温度まではなかなか届きません。そんな時に心強いのが動画です。社内イベントで見える表情ややり取りは、その会社らしさをそのまま映し出してくれます。本記事では、インナーブランディングに動画が役立つ理由や、どんな映像が文化浸透につながるのかを、できるだけわかりやすくまとめました。初めて取り組む企業でも無理なく始められるヒントも紹介しています。


なぜ今、動画がインナーブランディングに必要なのか

会社の中で働く人たちの考え方が本当に多様になってきました。年齢や働き方、価値観がそれぞれ異なるため、社内で大切にしている文化や思いを、ただ言葉で共有するだけではなかなか同じ温度で伝わりません。

資料を整えても、どうしても限界があります。会場の空気や社員の表情、イベントのざわつきは、文章にすると平らになってしまいがちです。そんなときに役に立つのが動画です。特に、イベント当日に撮影し、その日のうちに編集する撮って出し映像は飾り気がなく、現場の空気をそのまま持ってきてくれます。

作り込んだ映像ではなく、普段の姿を映した動画こそ、文化を自然に届ける力があります。文化を“説明する”より、“感じてもらう”ほうが浸透しやすい。その役割を担えるのが動画です。


インナーブランディング動画が持つ効果

動画が社内文化の浸透に強い理由は、いろいろな要素がそのまま入るからです。例えば表彰式では、受賞者の呼吸が整う音や、ステージに上がる前の緊張がふっと解ける瞬間があります。周りで仲間がそっと送り出す姿も、動画なら細やかに伝わります。

社員一人ひとりが持っている価値観や仕事に向き合う姿勢は、意外と日常のふとした場面に表れます。それを可視化できるのが映像です。多拠点に社員が散らばっていたり、リモートが多い会社ほど、この“共有しづらい空気”を埋められる効果を感じるはずです。

キックオフや総会で動画を流すと、社員全体の気持ちが同じ方向に向く、そんな雰囲気をつくってくれます。全員で同じ空気を見て、同じ温度を感じる。それが組織にとって大事な共通体験になります。


どんな動画が文化の浸透につながるのか

インナーブランディング向けの動画は、特別な撮影をしなくても大丈夫です。むしろ、普段の雰囲気が伝わるもののほうが効果があります。

真っ先におすすめなのは社内イベントの撮って出し映像です。イベントでは感情が動きやすく、涙や笑顔が自然にこぼれます。その様子をありのままに撮ることで、社内の温度がそのまま残ります。

また、社員インタビューも良い素材になります。“いいことを言わないといけない”という空気ではなく、普段の話し方やテンポで話してもらうと、会社のリアルな価値観が伝わります。

仕事風景を軽く追った動画も、文化の理解に役立ちます。朝の挨拶や会議前の一言、ちょっとした相談など、何気ないやり取りが会社の雰囲気そのものです。


伝わる動画にするための撮影のコツ

撮影するときに意識したいのは、特別な演出をしないことです。社員の顔や声、ちょっとした立ち居振る舞いが自然と映ることで、その会社らしさが表れます。

イベントの撮影では、会場の音をそのまま残すことが大切です。拍手の響きや、誰かがふっと笑った音、ちょっとしたざわめきには、その会社の空気が詰まっています。

また、ストーリーの組み立て方もポイントです。時系列に並べるだけではなく、心が動く瞬間を拾ってつないでいくと、文化の本質が見えてきます。準備で真剣にメモを取る姿、スピーチで言葉に詰まる瞬間、終わって肩の力が抜けたような表情。こうした細かな変化が映像の深みをつくります。


編集で意識したいポイント

編集では、最初の数秒で見る人の興味をつかむことが重要です。そのイベントの象徴になるようなシーンや、印象に残る表情を冒頭に置くと、自然と映像に引き込まれます。

文化を伝える動画の場合、派手なテロップや大仰な演出は逆効果です。むしろ、社員の自然な表情や動きを邪魔しない編集が良い結果につながります。

動画の長さは用途によって変えられますが、三分前後の中尺動画はキックオフや総会と相性が良く、一分ほどの短尺にすると日常的な社内共有で扱いやすくなります。


インナーブランディングに効果的な活用シーン

動画は一度つくるだけで、本当に幅広く使えます。

例えばキックオフの冒頭に流すと、その年のモチベーションが一気に高まります。新入社員研修では、映像で文化を学ぶことで職場への馴染みが早くなり、迷いが少なくなります。

内定者フォローにもとても相性が良く、入社前の不安をやわらげたり、働く姿がイメージしやすくなったりします。

表彰式では、努力の軌跡や仲間との関係性が映像に残り、その積み重ねが文化となっていきます。社内ポータルや社内報にも掲載できるため、社員がいつでも見返せる資産になります。


社内巻き込みをスムーズにするポイント

撮影をするときは、社員に安心して協力してもらうことが何より大切です。どんな目的で撮影するかを丁寧に共有するだけで、表情がぐっと柔らかくなります。

普段どおりに振る舞ってもらうためには、可能な限り負担をかけない撮影スタイルが効果的です。大きな照明や機材がなくても十分に良い映像は撮れますし、そのほうが自然な空気を残せます。

動画づくりがきっかけで社内のコミュニケーションが増えたり、部署同士の理解が深まったりすることもあり、文化づくりが自然と進むこともあります。


専門家に依頼するメリット

動画制作は社内で行うこともできますが、インナーブランディングを目的とした映像は、文化をどう切り取るかが非常に重要になります。現場経験の豊富な映像スタッフに依頼すると、空気の拾い方や表情の捉え方がまったく違います。

特に撮って出し映像はスピードも求められるため、プロに頼むことで現場に集中しながら確実に映像を仕上げることができます。小規模イベントなら費用を抑えた制作も可能で、複数の用途に使い回せるため投資対効果も高くなります。


まとめ:動画は企業文化を未来に残す手段になる

動画には、言葉では伝えきれない文化を残す力があります。社員の表情や声、会場の温度感まで、企業の大切な空気を丸ごと記録できます。

最初は小さな取り組みで構いません。日常のイベントを動画に残すだけで、文化の共有が進んだり、社員同士のつながりが深まったりします。

Brand Stock Moviesでは、企業の魅力を自然な形で映し出す撮影や編集を得意としています。もし動画を使って文化をもっと良くしたいと思っていただけたなら、気軽に声をかけていただけたら嬉しいです。

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