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日常業務を動画にするメリットとは?企業が成果を出すドキュメント動画活用術


日常の業務風景を動画に残す企業が増えています。しかし、多くの担当者は「本当に意味があるのか」「どんなシーンを撮れば役に立つのか」と迷うこともあるのではないでしょうか。実は、毎日の仕事を淡々と映したドキュメント動画が、採用や社内広報、エンゲージメント向上に大きな効果をもたらすことがあります。動画ならではの空気感や表情が伝わり、文章では届きにくい会社の魅力が自然と可視化されるためです。このブログでは、日常業務を動画にするメリットや成果につながった企業の例、撮影のポイントなどを分かりやすくまとめています。初めて動画活用に取り組む方でもイメージしやすい内容です。


1. なぜ日常業務を動画にする企業が増えているのか

ここ数年、日常業務を動画で記録する企業が増えてきました。特別なイベントではなく、当たり前のように過ぎていく日常をあえて映像に残す理由は、働き方が変わってきたからだと思います。リモートワークや拠点分散が進み、同じ場所で働く時間が減りました。すると、会社の空気や人の表情が見えにくくなり、共通認識を作るのが一段と難しくなります。文章の報告書や写真だけでは、どうしても温度が伝わりきらないのです。

そんな中で、動画が一つの解決策になっています。映像は、人の息づかいや場の空気まで拾ってくれます。誰かが話している時のちょっとした間や、現場で交わされる小さな会話。こうしたものが映像にはそのまま残り、見ている側に安心や納得をもたらします。企業としての価値観や文化を無理なく共有できるという点で、動画はテキストでは届きにくい部分に働きかけます。

また、動画は時間をずらして視聴できるため、あとから参加した社員も負担なく内容を理解できます。拠点や働く場所が違っても、同じ映像を見ることで仲間の存在を感じられます。日常業務を記録する文化は、働き方がバラバラになった今だからこそ、大きな意味を持ち始めています。


2. ドキュメント動画が組織にもたらす3つのメリット

日常業務を動画にする取り組みは、一見地味に見えますが、組織にとっては想像以上に大きな効果があります。まず一つ目は、働く姿が可視化されることで生まれる誇りです。人は、自分の仕事が誰かに見られたり、記録として残ったりすると、不思議と気持ちが引き締まります。現場で汗を流す姿や、チームで協力して問題を解決する瞬間。こういった場面が映像として残ると、自分の仕事に対する実感が深まり、自然とモチベーションにつながります。

二つ目は、他部署理解が進むことです。普段は関わりの少ない部署の仕事を知ることで、互いの役割に対する理解が高まります。例えば製造の現場でどれだけ丁寧な作業が行われているのか、営業がどんな思いでお客さまと向き合っているのか。言葉で説明するより、短い動画を一本見るだけで伝わるものがあります。結果として、無駄な摩擦が減り、協働しやすい空気が生まれます。

三つ目は、新人や内定者の安心につながることです。見えない職場ほど不安になるものはありません。働く雰囲気を事前に知ることができれば、会社への理解が深まり、入社前の迷いも減ります。ドキュメント動画は、組織の見え方を柔らかくしてくれる存在だと感じます。


3. どんな業務を撮影すると効果が出やすいのか

日常業務といっても職種によってさまざまです。どの場面を撮ると効果が出るのかは、企業の業種や文化によっても変わります。ただ、共通して言えるのは、現場に流れるリズムが伝わる瞬間がおすすめです。例えば店舗業務であれば、お客さまに声をかけるタイミングや、スタッフ同士の連携が見える場面が映えます。製造現場では、職人の手元や、作業の丁寧さが分かる映像が印象に残ります。

デスクワークが中心の企業でも、撮る価値は十分にあります。会議の様子や、チームで資料をまとめている瞬間、静かなオフィスで集中している社員の姿など、文章では伝わらない雰囲気があります。特に、普段見えないプロセスを映すことで、仕事の解像度がぐっと上がります。

さらに、あえて何気ないシーンを撮ることにも意味があります。朝礼のひと言、昼休みに交わされるちょっとした会話、終業後の片付け。こうした場面に企業らしさがにじみます。ドキュメント形式の強みは、特別な演出をしなくてもリアリティが伝わるところです。人が自然体でいる時間ほど、心を動かすものはありません。


4. 実際に成果が出た企業の事例

日常業務を動画にしたことで良い変化が生まれた企業は意外と多くあります。ある店舗系企業では、スタッフの一日の流れを短い動画にまとめて採用サイトに掲載しました。応募者からは、働くイメージがつかみやすいという声が増え、結果として応募数が以前より増えたそうです。動画の中で交わされる何気ない笑顔や、チームの空気がそのまま伝わったことが理由だと担当者は話していました。

製造業の企業では、月に一度現場を数分だけ撮影し、全社員に共有していました。半年ほど続けると、他部署の仕事への理解が高まり、業務フローの改善提案が増えたといいます。特別な編集はしていなくても、現場の動きを知ることで無駄な部分や改善ポイントが見えてくるようです。

また、営業チームの密着を撮影した動画をきっかけに、社内のコミュニケーションが増えた企業もあります。営業とバックオフィスの関係がぎくしゃくしていた時期があったものの、お互いの仕事を動画で知ったことで、自然と距離が縮まりました。

どの企業にも共通しているのは、動画がきっかけで社員同士の理解が深まり、日常の小さなコミュニケーションが増えていったことです。


5. 日常業務動画を成功させる撮影・編集のポイント

日常を撮影するときに大切なのは、無理にきれいな映像を目指さないことです。自然体な表情や、ちょっとした会話のやりとりの方が見ている側に伝わります。撮影される側の緊張を解くためにも、撮影者がゆったりとした雰囲気をつくることが大切です。

撮影前に社員へ一言声をかけると、抵抗感が減ります。カメラを向けられると身構える人が多いため、撮影の目的や使い道を軽く説明するだけで安心感が生まれます。インタビューを撮る場合は、難しい質問ではなく日常に寄り添った問いかけが効果的です。

編集では、長さに気を配ることがポイントになります。短くても見応えのある映像は作れますし、むしろ余白がある方が視聴者は自分のペースで理解できます。音楽やテロップは控えめにし、職場の音や空気をそのまま残すほうがリアリティが出ます。

また、公開する場所に合わせて導線をつくると見てもらいやすくなります。社内ポータル、採用サイト、説明会、社内研修など、目的に合わせて編集を整えると活用の幅が広がります。


6. 動画化の失敗を防ぐための注意点

動画を取り入れる際には、いくつか気をつけたい点があります。まず、撮影の頻度を増やしすぎると現場が疲れてしまいます。最初から無理のある計画を立てるより、小さな一歩から始めて継続することが大切です。月一本でも十分効果がありますし、むしろ続けることのほうが価値を生みます。

次に、社外秘や個人情報の扱いには丁寧な配慮が必要です。編集段階で映ってはいけない情報はしっかりチェックし、公開先によってカットする範囲を調整することが重要です。

また、メッセージを詰め込みすぎると本来伝えたいことがぼやけてしまいます。映像には余白が必要で、見ている人が自分のペースで感じられる余地を残すことが大切です。

最後に、動画を作って終わりにしないこと。公開後の反応を見て改善していくことで、施策として育っていきます。社員の声を拾ったり、視聴データを振り返ったりすることで、次の動画がよりよいものになります。動画は運用して初めて価値が出るものだと感じます。


7. まとめ:日常の積み重ねこそ企業の魅力になる

日常業務を動画にする文化は、企業の魅力をていねいに掬い上げる取り組みです。表彰式や大きなイベントのような派手さはなくても、毎日の仕事の積み重ねには、その会社らしさがしっかりと詰まっています。働く人の表情や仕草、何気ない会話。こうした場面が積もることで、企業文化の輪郭が自然と形になっていきます。

採用、社内広報、研修。ドキュメント動画は用途が幅広く、一度撮影したものを別の場面で活用できる柔軟さがあります。また、新しく入る人にとっては、職場の空気を知るための貴重な材料になります。遠い場所で働く仲間との距離を縮めたり、誤解を減らしたりと、さまざまな場面で役に立つ存在です。

何より、日常を映像として残すことで、社員一人ひとりが自分の仕事を見つめ直すきっかけにもなります。忙しさの中では気づきにくい価値が、動画を通して見えてくることがあります。

Brand Stock Moviesでは、企業の状況に合わせた撮影設計や編集、年間で活用できる動画運用の提案を行っています。無理なく始められ、続けられる動画活用を一緒に作っていければと思います。

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