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映像が社員エンゲージメントを高める理由とは?企業が取り入れるべき動画活用術


働く場所や働き方がバラバラになってきた今、同じ方向を向くのが難しくなっています。社員エンゲージメントを高めたいと感じつつ、何から取り組めばいいのか分からない企業も多いようです。そんな場面で効果が出やすいのが映像です。表情や声の温度がそのまま伝わるため、組織の空気や価値観を共有しやすくなります。このブログでは、映像がエンゲージメントに効く理由や、企業で実際に起きた変化、導入する際のポイントなどを具体的にまとめました。動画活用を検討している方にとって、最初の一歩をイメージしやすい内容になっています。


なぜ今「映像」と「エンゲージメント」が結びつくのか

最近、社員エンゲージメントという言葉をよく耳にするようになりました。でも実際は、何をすれば効果があるのか、手をつける前に困ってしまう企業も多いようです。働き方が大きく変わったことで、同じ空間に集まる時間も減り、目に見えない“会社らしさ”を共有するのが以前より難しくなりました。メールや文章ではどうしても温度が伝わりきらず、受け取り方に差が出てしまうこともあります。

そんななか、映像が少しずつ注目され始めています。

動画には、表情の揺れやちょっとした声色の変化、現場の空気感といったものがそのまま残ります。社員のリアルな姿を見ることで、「この組織の一員なんだ」と感じられることもあります。映像はただの情報ではなく、感情を運ぶメディアなのだと思います。

繰り返し視聴できるという点も大きく、後から入社した人でも理解のタイミングを合わせられます。価値観が揃いにくい今の時代だからこそ、映像がその差を埋める役割を担っているのだと感じます。


映像がエンゲージメントに効く理由

動画の強さは、派手な映像だからではありません。むしろ、些細な表情や仕草が伝わるところに価値があります。

まず一つ目は、文字では伝えづらい感情の“揺れ”が見えることです。例えば、方針発表を映像で伝えると、話している人の素直な気持ちが自然に伝わります。緊張している様子や、言葉に力が入る場面なども込みで届くため、社員が安心しやすいのです。

二つ目は、現場の姿がそのまま残ることで、社員自身の誇りにつながる点です。自分が関わった仕事が映像として残ると、「ああ、この会社で働いてきたんだな」という実感が湧きます。特に表彰式や現場ドキュメントは、本人だけでなく仲間の存在も感じられ、温かい空気が生まれます。

三つ目は、共通の体験が作りやすいこと。離れた拠点で働いている人同士が、同じ映像を見るだけでつながりを感じられます。部署の壁が少し薄くなる、そんな効果があります。


動画施策の種類と、それぞれがエンゲージメントに効く理由

企業で使われている動画にはいくつか種類があります。それぞれが異なる角度から社員の気持ちに働きかけます。

キックオフ映像では、経営陣の表情や声がダイレクトに伝わり、文章より柔らかく方向性を共有できます。表彰式の動画では、拍手の音や感動している表情がそのまま残り、自分たちの会社に対する誇りを感じやすくなります。

現場の密着動画は、普段見えない裏側を知ることで、お互いへの理解が深まります。何げない作業風景でも、映像を通すと不思議と魅力が伝わるものです。

社員インタビューは、共感が生まれやすく、同じ職場で働く仲間の背景を知るきっかけになります。

周年ムービーは、特にエンゲージメントに効くコンテンツです。ベテラン社員の歩みや若手の挑戦が重なり、世代の違う社員同士がつながる瞬間が生まれます。


実際にエンゲージメントが向上した企業事例

実際に映像でエンゲージメントが高まった企業の話をいくつか紹介します。

ある飲食チェーンでは、表彰式の撮って出し映像を翌日に社内に公開しています。支店ごとに働く場所が違うため、普段は横のつながりを感じにくいのですが、この映像が“仲間の存在”を思い出すきっかけになっています。新人からは「会社の雰囲気をつかみやすい」という声が多いそうです。

製造業の企業では、月に一度だけ現場を撮った短い動画を配信しています。たった3分なのに、半年も続けると社内の空気が変わります。他部署の動きが見えるようになり、自然とコミュニケーションが増えたと聞きました。

また、部署紹介動画をきっかけに、対立しがちだった部門の理解が進み、仕事がやりやすくなったというIT企業の例もあります。

周年ムービーを作ったサービス企業では、イベント後の雑談が増え、ベテランと若手が自然に話すようになったといいます。


社員エンゲージメント施策として動画を導入する際のポイント

動画を使うときに大切なのは、“きれいな映像を作ろうとしすぎない”ことです。自然体の表情や何げない会話の方が、見ている側に伝わることが多いからです。

また、動画は単発で終わらせるよりも、年間の流れに沿って使うほうが効果が続きます。トーンやテーマを揃えていくと、いつのまにか企業ならではの物語ができあがります。

社員インタビューをする際は、質問が肝心です。「どんな気持ちでしたか」など具体的な問いかけをすると、本人の言葉が引き出しやすくなります。

撮影体制については、内製と外注のバランスを最初に決めておくとスムーズです。スピードが求められる撮って出しは外注し、日常の動画は内製でつくるなど、無理がない範囲で続けることが大切です。


失敗しないための注意点

動画づくりでつまずきやすいのが、制作本数を詰め込みすぎてしまうことです。最初から気合を入れて本数を決めると、途中で息切れすることがよくあります。無理のない頻度で始めるほうが継続できます。

また、撮影が多くなると社員に負担をかけてしまうこともあります。スケジュール調整や、短時間で終わるような段取りも大切です。

内容を詰め込みすぎるのも注意が必要です。あれもこれも入れたくなりますが、映像は余白があるほうが伝わります。

公開後に社員の声を拾い、改善する姿勢があると、動画施策は長続きしやすくなります。


動画は企業文化の鏡です。エンゲージメント向上の大きな味方になる

動画は作った瞬間よりも、その後どう積み重ねていくかで価値が変わります。表彰式の笑顔や現場の真剣な表情、経営陣の率直な言葉。こうした日常の積み重ねが、映像という形で残ると、企業文化の輪郭がはっきりしてきます。

社員にとっても、自分が属する組織の姿が映像で見えることは大きな安心につながります。言葉だけでは伝えきれない部分が、映像だとすとんと落ちてくることがあります。

Brand Stock Moviesでは、企業の状況に合わせた動画活用の設計から撮影、撮って出し編集までサポートしています。初めて動画を導入する企業でも始めやすいよう、負担を減らした提案を心がけています。

動画は、社員が会社を好きになるきっかけにもなります。エンゲージメント向上の一歩として、映像活用を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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